ひまわり通信

蓼科・八ヶ岳国際自然学校々長

No.046

米川 正利さん(黒百合ヒュッテオーナー)にご挨拶に行きました

 平成18年3月19日(日) NPO法人日本高山植物保護協会(JAFPA)北信濃支部設立にあたって、同法人の理事であり、NPO法人蓼科・八ヶ岳国際自然学校の校長でもあられる、米川 正利さんに、支部設立のご挨拶と今後のご指導のお願いをしに、小山峰男先生(前参議員)、松田前会長と7人で黒百合ヒュッテに伺いました。

 当日は、阿弥陀岳では3人の凍死者もあって、天気は、晴れたり、曇ったり、大雪になったりと目まぐるしく急変して、気温も低く、冬山に戻ったと思わせる気候でした。
 4駆でも入れない、誰もいない唐沢鉱泉から入り、渋の湯からの分岐まで、通常1時間のところですが、踏み跡のない道のりをシールテープを頼りに3時間の猛ラッセルを行いました。

 事前に、黒百合ヒュッテに小山先生と伺う旨のお電話をしてあったため、下山を伸ばして待っていてくださった校長も、唐沢鉱泉からのラッセルだったとは知らず、「今日は天気も悪いので、来ないのかなと思っていたところだよ。唐沢鉱泉からの道は、正月以降だれも入っていないだろう、大変だったね」、とおっしゃりながら、笑顔で出迎えてくれました。ヒュッテでは、早速、奥の間にストーブを焚いてくださり、ラーメンと、お漬物や、おつまみに、缶ビールを箱ごと持ってきて歓迎してくれました。

 お酒で、高山植物や、白籏会長の話、森の学校や音楽会のこと、小山先生とお風呂でお酒をお燗して朝まで飲んだことなど、話に花が咲き、大変楽しい一時を過ごすことができました。帰り際、校長にご挨拶をして会計をお願いしたところ、代金はとって頂けませんでした。小山先生は、「じゃー借りとくよと」、簡単に返事をされて、先生との仲の良さを改めて窺い知ることができました。

 本降りになった小屋前でアイゼンをつけ、「6月には行くよ、気をつけてね、また来てね、待っているよと」、校長は優しい笑顔で送ってくださいました。長野での再会と、再度、黒百合ヒュッテでの再会を約して帰路につきました。小山先生、松田会長ありがとうございました。

 

黒百合ヒュッテ前でお別れ

唐沢鉱泉が見える頃、空は真っ青な青空に